栄養士便り

60 メタボ予防





梅雨の時期ですね。
家の中でごろごろしている機会が増えていませんか?

今回のテーマは「メタボ予防」です。

メタボリックシンドロームとは?
内臓脂肪型肥満に加え、高血糖、脂質異常症、高血圧が複数みられる状態をいいます。
予防・改善する為には、内臓脂肪を減らす生活習慣に切り替えていくことが大切です。


内臓脂肪とは?
身体にある脂肪は、皮下脂肪と内臓脂肪に大別されます。皮下脂肪は、内臓を保護したり、体温を保つのに役立っています。内臓脂肪は内臓の位置を正しく保ったり、衝撃を和らげるクッションのような役割があります。内臓脂肪は、食事から得たエネルギー源を一時的に脂肪として貯えられたもので、必要に応じて利用されます。
個人差はありますが、内臓脂肪は比較的容易にたまるものの、容易に燃焼することができるので、日々の食事や運動を心がければ減らすことは可能です。まずは、内臓脂肪が蓄積される前に、日々の生活から予防するよう心掛けましょう。


文生活習慣チェック

1,1日3回食事をとらないことが多い
2,夜遅くに食べることが多い
3,野菜をあまり食べない
4,脂っこいものを食べる機会が増えた
5,間食が増えた
6,お酒を飲む量または機会が増えた
7,運動する頻度が少なくなった

以上7つの項目でいくつチェックがつきましたか?
チェックが多かった人は、生活を見直してみましょう。


食事
1日3食食べることが基本です。これが1食、あるいは2食と崩れてしまうと、一度に食べる量が増えてしまう傾向があります。いわゆるドカ食いをしてしまう可能性が大きいと考えられます。
量だけでなく、食事バランスもとても大切です。油っこいものを中心に食べたり、野菜が少なかったりするのではなく、主食+主菜+副菜と組み合わせてバランスよく摂るようにしましょう。



●主食・・・ご飯、パン、麺など
●主菜・・・魚、肉、卵、大豆製品など
●副菜・・・野菜、きのこ類、海藻類など
甘いものを食べ過ぎてしまうと、内臓脂肪に蓄積される原因となります。間食はほどほどにしましょう。
ただし、疾患等による食事制限がある方はこの限りではないのでご注意下さい。


アルコール
お酒はタバコと違い身体にいいからと思って飲みすぎてはいませんか?
飲みすぎは禁物です。毎日お酒を飲み続けると肝臓が疲れてしまいます。ですから、休肝日を週に1日以上設けることをおすすめします。

1日のアルコール摂取量の目安

・ビールであれば500ml
・日本酒、焼酎であれば1合
・ウイスキーやブランデーであればダブル1杯
・ワインであれば小さめなグラス2杯
・サワー類であれば1杯


運動

運動により筋力を保持することで体力増進、代謝亢進を促します。1日8000~10000歩を目指し歩く習慣をつけましょう。また室内でもできるストレッチなどもおすすめです。
無理せず続けることが大切です。自分に合った運動習慣を見つけ出し、週3、4日ほど行うようにしましょう。