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看護部紹介

医療チーム紹介

褥瘡対策チーム

チームのテーマ

「褥瘡発生ゼロ」

チーム発足

平成17年度

チーム活動

活動内容
  • 褥瘡回診・カンファレンス:週1回実施

  • 褥瘡危険因子保有者/褥瘡ハイリスク患者の調査・計画立案

  • 体圧分散用具の整備・管理

  • 「褥瘡・創傷ケア学習会」の定期開催

  • 症例検討会の実施

超高齢化社会となった昨今、国を挙げて褥瘡対策の重要性が認識され、当院でも平成17年度から褥瘡対策チームの活動がスタートしました。
活動内容も年々充実化を図り、チームによる褥瘡回診やカンファレンス、専従の褥瘡管理者による個別ラウンドや褥瘡ハイリスク患者への対応などを行っています。
マットレスの選択をはじめとし、栄養状態の改善やリハビリによる身体機能の回復に努める他、既に褥瘡のある方には、定期的な褥瘡回診とカンファレンスで治療方針を確認します。
病棟スタッフとの連携を図り、定期的な勉強会を開催することでケアの質のレベルアップに努めています。

チームメンバーの紹介

医師、看護師(皮膚・排泄ケア認定看護師/リンクナース)、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師、事務職員

看護師の活動と役割

各々が、別の部署に所属するメンバーで成り立つチームが円滑に活動する為には、リンクナースをはじめとする看護スタッフの存在が欠かせません。
今年度より専従の褥瘡管理者が配置され、これまで以上に褥瘡対策チームが患者さまへ直接介入する機会を増やすことができました。
患者さまの情報が、病棟看護師から管理者へダイレクトに伝わり、タイムリーなベッドサイド訪問が可能になります。
病棟看護師とチームが密に連携をとることで患者の状態の変化に素早く対応することができ、日々患者さまのケアに携わる看護師のスキルの向上にも繋がります。

チームの介入の実際

24年度は2月現在で褥瘡回診を17回実施し、新規患者54名、延べ患者数140人をラウンドしました。
褥瘡管理者に提出される「褥瘡患者報告書」を基に、褥瘡の深さ、緊急性等を考慮して事前にラウンドする患者を選定します。
緊急性が高い、あるいは病棟側からの希望に応じて、回診日でなくても皮膚・排泄ケア認定看護師か皮膚科の専任医師がいつでも対応しています。
回診ではウォーキングカンファレンスの場としてチームメンバーが意見を出し合い、マットレスの適応や創傷被覆材の選択、栄養管理などの治療方針を決定し、治療を進めていきます。

チームからのメッセージ

褥瘡は、局所の治療だけでなく、患者さまをとりまく療養環境を整えることが欠かせません。
適切なスキンケアの他に用具の選択、生活環境の改善、介護者への指導など、コメディカルの力を最も必要としている分野だと思います。
今後も「褥瘡発生ゼロ」を目指して積極的な活動を続けていきたいと思います。