専門外来
痛風・高尿酸血症外来
診療科紹介
痛風は尿酸が体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節炎を伴う症状になる病気です。放置すると激しい関節の痛みを繰り返したり、体のあちこちに結節が出来たり、腎臓が悪くなったりします。
痛風が起きる前に血液の尿酸値が高い状態、つまり高尿酸血症を呈します。それを放置すると、突然足の親ゆびの付け根などの関節が赤く腫れて痛みだします。これを痛風発作と呼びますが、大部分1週間から10日経過すると治まって、しばらくすると全く症状がなくなります。痛風発作は、炎症を抑える薬を服用すると比較的早く治ります。ただし多くの場合1年以内にまた同じような発作がおこります。そして繰り返しているうちに、足首や膝の関節まで腫れはじめ、発作の間隔が次第に短くなってきます。そうなると、関節の痛みだけでなく、関節の周囲や身体のどこかに結節ができたり、腎臓が悪くなったり、尿路結石が出来たりします。また血清尿酸値の高い人は心血管障害や脳血管障害の可能性が他の人より高いことがわかっています。
痛風にかかるのは20から30歳代の男性が多いです。血清尿酸値は遺伝と環境の両方が関係するので、それらの知識を持ったうえで対処する必要があります。近年医学研究が進み、良い薬も開発されたため正しい治療を受ければ全く健康な生活が送れます。そのため専門知識のある医師に相談の上病態に応じた治療が必要です。
気になる症状がある方は、どうぞ気軽に内科にお問い合わせください。
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但し、痛風発作の繰り返し、コントロール不能な場合は膠原病・リウマチ内科にご相談ください。高木賢治医師(日本痛風・核酸代謝学会認定痛風医)と森浩章医師が外来を担当いたします。
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