専門外来

男性更年期外来

現在男性更年期の治療薬が不足しております。それに伴い、新たに受診を希望される患者さんに対しては、男性更年期の診断は可能ですが、治療はしばらくの間行うことが出来ません。ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご理解の程宜しくお願いいたします。

男性更年期(障害)とは

40歳以降の男性において男性ホルモンが低下してくるごとに精神・身体的ストレス、加齢による全身的変化、疾病、薬剤などの影響が加わり、女性の更年期障害に似た多種多彩な症状が現れることがあります。このような状態を最近では男性更年期障害と考えるようになってきました。しかし、女性と違って急激な性ホルモンの低下や月経の停止などの明らかな徴候がないために診断がつきにくいのが現状です。

男性更年期障害の症状

憂うつ感、無気力、疲れやすい、情緒不安定、記憶力低下、集中力低下、不眠などの精神・神経症状、ほてり、冷え、発汗、肩こり、頭痛、めまいなどの自律神経失調症状、手足のしびれ、尿意切迫感、筋力低下、腰痛、筋肉痛、性欲の低下、勃起力の低下など多彩なものがあります。

男性更年期の診断

まず質問紙により男性更年期障害の可能性があるかを判定します。色々な質問がありますが、そのうち一つを下に示します。うつ病との鑑別が重要であるため、うつに関した質問をすることもあります。次に、男性更年期の可能性が高い場合には、男性ホルモンや性ホルモンの分泌を刺激するホルモンの量を、血液を採取して測定します。ホルモンの低下の原因として他の病気が考えられる場合には、それに対する検査をすることもあります。

男性更年期障害の治療

基本的には男性ホルモンを使用しますが、個人個人により症状に差があるため、自律神経調整薬・漢方薬・抗うつ薬などを単独または組み合わせて使用することもあります。

チェックシート

下記のリストは男性ホルモン低下の可能性があるかどうかの質問紙です。
下記の質問にお答え下さい。質問1または7が「はい」であれば、それだけで男性ホルモン低下の可能性があります。この二つが「いいえ」であっても他の8項目中3項目が「はい」であれば可能性があります。

番号 質問 回答
1 性欲の低下がありますか
2 元気(活力)がなくなってきましたか
3 体力あるいは自給力の低下がありますか
4 身長が低くなりましたか
5 日々の愉しみが少なくなったと感じますか
6 物悲しい気分になったり、怒りっぽいですか
7 勃起力は弱くなりましたか
8 最近、運動をする能力が低下したと感じますか
9 夕食後うたた寝をすることがありますか
10 最近、仕事の能力が低下したと感じていますか
評価

担当医

初診で飯泉医師の男性更年期外来を受診される方は電話にて予約をお願いいたします。
TEL:048-665-6111(代表)

外来担当医

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飯泉 達夫 
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検査・処置

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