栄養士便り

74 清涼飲料水





暑い日が続き、食欲の低下や水分摂取量が増えたなど様々でしょう。
最近、飲み物にゼロやノンカロリー等の表示がされているものをたくさん見かけませんか?



清涼飲料水など糖分の多い飲み物を摂りすぎると、エネルギーの摂りすぎや食生活に大きく影響を与え、食事を摂らなくても・・・と食欲低下を招く可能性があります。しっかりと食事から栄養補給をする為には、飲み物の摂り方を考えなくてはいけません。


カロリーオフとは・・・

100mlあたり20Kcal以下のものを示します。


ノンカロリー・カロリーゼロとは・・・

100mlあたり5Kcal未満のものを示します。
砂糖不使用、ノンカロリーと表示されているのもの中には、砂糖以外の甘味料を添加しているため、強い甘味を感じるものも多く存在します。『カロリーが低いから・・・』と安易に考えて飲み続けてしまうと、味覚が鈍ったり、食欲低下の恐れがあります。


では、スポーツドリンクとはどうでしょうか?

汗をかくとスポーツドリンクで水分補給といったイメージを持っていませんか。
市販のスポーツドリンクには、5~6%の糖分、0.1~0.2%の塩分が含まれているものが多く存在します。
スポーツドリンクは清涼飲料水とちがい塩分を含むため、摂りすぎると塩分過多になる恐れがあります。スポーツドリンクは飲み方を考えて摂るようにしましょう。
ですから、水分補給を水やお茶にすることで糖分や塩分を気にすることなく摂取することができますね。
~清涼飲料水とソフトドリンクの違い~
『清涼飲料水』とは、乳酸菌飲料・乳及び乳製品を除く、アルコール分1%未満の飲料を示します。
しかし、『ソフトドリンク』とはアルコール分を含まない、あるいはアルコール分1%未満の飲料すべてを示します。
ですから、牛乳やヨーグルトは、清涼飲料水には入りませんが、ソフトドリンクの仲間には入ります。『ソフトドリンク』のほうが広い範囲の飲料を指します
日頃からこまめな水分補給を心がけて下さい。