栄養士便り

17 骨粗鬆症





朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが皆さん風邪などひかれていませんか?

今回は『骨粗鬆症』についてお話したいと思います。

『骨粗鬆症』とは?

骨は日々合成と分解を繰り返しています。
このバランスが崩れ、骨の主な成分の一つであるカルシウムが抜け出てしまい、『す』が入ったようにスカスカになってしまった状態を骨粗鬆症といいます。
そうなると骨の強度が低下して、ちょっとした衝撃でも骨折しやすくなってしまいます。
手をついたり腰を曲げただけで骨折してしまう人もいるそうです。



では、骨粗鬆症を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?

まずはしっかりとカルシウムを摂取することです。
カルシウムは、
乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト等)
大豆製品(豆腐、納豆等)
丸ごと食べられる魚類(ししゃも、わかさぎ、桜海老等)
に多く含まれています。

また、摂取したカルシウムの吸収を促進する成分としてビタミンDがあります。食品ではきのこ類、サケ・カレイ等の魚に多く含まれています。ビタミンDは日光に当ることによって体内で合成もされるので、天気の良い日などは適度の日光浴をオススメします。

骨粗鬆症と聞くと中高年の方の病気と思われがちですが、最近では若い人の間でも増え、予備軍も含めると日本人だけで1千万人以上いるといわれています。

カルシウム摂取等を心がけ、骨折しにくい丈夫な骨をつくりましょう!




おすすめレシピ
予防にはカルシウム

今回はカルシウムたっぷりの豆腐グラタンをご紹介します。



≪作り方≫

具材の準備

1,小松菜は熱湯でサッと茹で、水で冷やした後水気を絞り4cm程に切る

2,木綿豆腐は電子レンジで2分程加熱して水気を切り、一口大に切る

3,鍋にバターを溶かし、食べやすい大きさに切った鶏肉、ベーコン、マッシュルームを炒める

ソースの準備

1,バターを鍋に入れ弱火で溶かし、小麦粉を加え粉っぽさが無くなるまで炒める

2,牛乳を加えよく混ぜる

3,コンソメ、塩・こしょうを加え、とろみがつくまで焦がさないように混ぜる

仕上げ

1,耐熱容器に薄くサラダ油を塗り、小松菜、炒めた具、豆腐を敷き詰め上からホワイトソースをかけ、溶けるチーズ、パン粉をかける

2,200度のオーブンで焼き色がつくまで焼く

ワンポイント

※牛乳を豆乳にしてもまた違った美味しさになります

※青菜(小松菜、かぶの葉、水菜)にもカルシウムが豊富に含まれています