栄養士便り

20 ヨーグルト





一年で一番寒いとされる大寒は過ぎたものの、まだまだ寒い日が続きますね。 今回は『ヨーグルト』についてのお話です。

ヨーグルトの歴史

ヨーグルトが日本に現れたのは平安時代の頃で、日本最古の医学書『医心方』によると、当時牛乳は薬とされており、その牛乳から作られる『酪』(ヨーグルトの原型)は、便秘解消、美肌効果、疲労回復、等に効く妙薬とされていたそうです。
現在はもちろん薬とはされていませんが、多くの良い効果を発揮してくれます。


ヨーグルトの効能

人間の腸の中には約100種類、100~120兆個の腸内細菌がいます。 大きく分けると悪玉菌と善玉菌です。悪玉菌は生活習慣の乱れ、肉が多く食物繊維の少ない食事、ストレス等で増殖します。そんな悪玉菌を減少させ、善玉菌を増やしてくれるのがヨーグルトなのです。 悪玉菌が減り善玉菌が増えると、便秘解消!肌荒れ解消!!免疫力増大!!! なんと、平安時代に言われていた効能と同じではありませんか! ヨーグルトの素晴らしさは千年以上も前から証明されていたんですね。

ヨーグルトの適量は1日100g~200g。 これを毎日続けると良い効果が現れるそうです。

最近では、花粉症の症状を和らげる効果があると言われているヨーグルト。 季節のフルーツなどを加えて、毎日食べる習慣をつけてみてはいかがでしょうか?