診療科
就職を考えている方
メッセージ
約80名の専門職がより良き診療体制の構築に向けて日々切磋琢磨をしています。当院の特徴である高度の急性期医療に見合ったリハビリテーションを提供するために人材育成に注力し、また他職種連携の下で患者さん一人ひとりの想いに応えるべく汗を流しております。その甲斐あって、入院患者さんの約8割を超えるリハビリオーダーに対して、専門性を発揮させていただく機会を得ております。
スタッフ一人ひとりが成長を感じ、やりがいをもってリハビリテーションに従事できるよう、風通しがよく明るい雰囲気の職場を目指しています。ぜひ一度、見学にお越しください。
病院概要
○病床数
337床(ICU8床・HCU12床・緩和ケア22床)
○施設基準
心大血管疾患リハビリテーション料(I)
脳血管疾患等リハビリテーション料(I)
運動器疾患リハビリテーション(I)
呼吸器疾患リハビリテーション(I)
がん患者リハビリテーション
訪問リハビリテーション事業所
リハビリテーション科の特徴
チーム担当制
脳外科、内科、整形外科の3チームに分かれており、経験年数3年目までに所属チームをローテーションをします。各診療科の患者さんに一通り介入できるよう体制をとっております。
4年目以降からは、配属チームを希望することが可能となります。意向や資格取得状況を考慮して1年ごとにチーム編成を行っております。
多職種との連携
医師や看護師など関係各科と定期的なカンファレンスによる情報共有や、栄養サポートチームや、呼吸ケアチーム、緩和ケアチーム、褥瘡対策チームなどを通して多職種と連携しながら積極的にリハビリテーションを提供しております。
地域リハビリテーション
当院では専属のリハビリテーションスタッフが、地域の皆様の健康を維持するため、さいたま市などの要請により病院外にて体操教室や健康講座などをおこなっています。
患者さんの療養環境、スタッフの働きやすい環境
自然豊かで景観の落ち着いた療養環境と、清潔で働きやすい職場環境が整理されています。
主な疾患とリハビリ内容
〇脳血管疾患
対象:脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、慢性硬膜下血腫、水頭症など
早期離床をすすめ1人1人に合わせた治療を行っています。
低周波機器(エスパージ)を使用した治療、免荷式歩行器や長下肢装具を使用し基本動作の拡大、実際の動作練習を通し日常生活の再獲得を目指しリハビリテーションを提供しています。
〇整形疾患
対象:骨折、腰部疾患、人工関節、肩周囲疾患など
手術などの医学的治療を実施後、手術翌日より積極的なリハビリテーションを提供しております。
「3daysCAS」という評価結果と予後予測を基に、医師や看護師とより密な情報交換を行い患者さんのより良い生活に向けたリハビリテーションを目指しています。退院後の外来リハビリテーションによるフォローも実施しております。
〇内科疾患
対象:循環器疾患、呼吸器疾患、血液疾患、膠原病疾患など
様々な医学的なデータ・薬剤情報を用いながら身体所見・バイタルサインを確認し、運動負荷を調整しながら基本動作・日常生活動作拡大を図り退院に繋げています。
近年は心臓リハビリテーションにも力を入れており、循環器内科医師とチームを組んで外来リハビリテーションも実施出来る環境作りを行っています。
血液疾患に関しては、無菌室などを利用して感染管理を徹底しながらリハビリテーションを実施しています。
〇外科疾患
対象:癌(消化器・乳・泌尿器系)、泌尿器科疾患等
手術前より呼吸リハビリテーションを指導し、手術後の合併症予防を起こさないよう早期より対応しています。
早期の退院・社会復帰に向けて個々に応じたプログラムを立案しリハビリテーションを実施しています。
〇緩和ケア
当院では一般病棟に加えて緩和ケア専門病棟もあるため患者さんにできる限り寄り添い、疼痛緩和やご自身の思いを実現できるようなリハビリの提供を行っています。
教育体制
職能要件と入職後の流れ
新人セラピストから職能要件(ラダー)があり教育面でのサポートがあります。リハビリテーション科職員の臨床技能、社会人・セラピストとしての人材価値の標準を明確化します。また、患者さんへ提供する治療に大きな個人差がないようにする目的で実施します。
(2020年度概要)
プリセプター制度の導入
新人セラピスト1人につき、1人の先輩セラピストが臨床実践に関する指導や評価を行っています。当院では、さらに所属チーム全体で、日々の業務のサポートや精神面をフォローし、組織全体で支援する体制を目指しています。

グループ内研修
年に数回ほど、上尾中央医科グループの近隣施設から集まり、1年目、若手スタッフが症例検討・グループワークなどおこない、人材育成に努めています。


経験年数分布
若いスタッフが多いだけでなく、7年目以上のスタッフが40%以上在籍しており、バランスのいい環境です。




資格取得一覧
主な保有認定資格 | PT | OT | ST | 合計 |
---|---|---|---|---|
認定理学療法士(脳卒中) | 4 | 4 | ||
認定理学療法士(運動器) | 1 | 1 | ||
認定理学療法士(呼吸) | 1 | 1 | ||
認定理学療法士(管理・運営) | 1 | 1 | ||
3学会合同呼吸療法認定士 | 4 | 4 | ||
日本糖尿病療養指導士 | 1 | 1 | ||
日本訪問リハビリテーション協会認定訪問療法士 | 1 | 1 | ||
介護支援専門員 | 2 | 4 | 2 | 8 |
心電図検定1級 | 1 | 1 | ||
リウマチ財団登録作業療法士 | 1 | 1 | ||
日本救急医学会認定ICLSコースインストラクター | 1 | 1 | ||
日本救急医学会認定ICLSコース修了者 | 17 | 4 | 1 | 22 |
休日
月10日程度休み
各チームで出勤人数を調整します。休み希望はできる限り反映できるよう、チームだけでなく、リハビリテーション科内全体での調整も実施しています。
有給取得率
有給取得率は88.5%(2024年度実績)
産休・育休制度
出産前後の休暇や育休、時短勤務など、家庭と仕事の両立を支援しています。
女性だけでなく積極的に男性の育休取得を推奨しています。安心して子育てに専念いただける環境の提供に努めています。
残業時間
月平均3.5時間(2024年度実績)。日々、業務効率化や1週間を通したスケジューリングなどを検証しながら、メリハリのある時間の使い方で、スタッフのより良いワークライフバランスを目指しています。
現場の声
PT

理学療法士 11年目
杏林大学卒入職したきっかけはリハビリ科の雰囲気が良かったことが一番の理由でした。現在は脳血管疾患の理学療法を中心に実施しながら、地域リハビリテーション活動支援事業にも積極的に関わっており、様々な経験を得ている実感があります。
また、大学院進学の際も背中を押してくださり、個人のキャリアを応援してくれる職場です。
PT

理学療法士 5年目
帝京科学大学卒私は急性期医療としての診療科の多さと、リハビリ科の雰囲気の良さに惹かれ入職しました。
チームを越えて相談ができる環境があり、1人で抱え込まずに働くことができています。
現在は元々興味があった心不全チームに加わり、新たな挑戦として資格取得も見据えた研鑽に励んでいます。その様な環境の中で充実した毎日を送っています。
PT

理学療法士 3年目
上尾医療専門学校卒私は学生時代に実習でお世話になりました。その際に知識・技術の素晴らしい先輩方に出会えたこと、リハビリ科内の雰囲気の良さに惹かれ当院を志望しました。
当院は多様な疾患の対応や若手でも様々な経験をすることができます。自分自身の成長に大きく繋げることができる充実した毎日を過ごしています。
OT

作業療法士 1年目
埼玉県立大学卒私が当院を志望した理由は、多様な疾患を経験できるチームローテーション制度があり、多くのことを学べる環境が整っていると感じたからです。
また、リハビリ科の雰囲気はとても和やかで、分からないことも、親身に教えて下さる先輩方がたくさんいます!
一緒に頑張る同期スタッフと共に、日々多くのことを吸収しながら過ごしています。