楽しいゲストをお迎えしました。

本日は、上尾中央総合病院の若林剛院長補佐が訪問してくださいました。
若林先生は、肝臓がんや膵臓がんの手術を中心に国内有数の経験と学識をお持ちで、国際的にこの分野をリードする存在です。岩手医大の外科学教授などの要職を経て、現在は上尾中央総合病院で、手術支援ロボット(ダヴィンチ)を用いた手術や若い外科医の指導に、お忙しい日々を送っておられます。

当院でも金副院長を中心に、肝臓がんや膵臓がんの手術に取り組んでおります。これらの手術は技術的に難易度が非常に高いため、執刀医によって成績が大きく変わります。そのため日本肝胆膵外科学会では、「肝胆膵外科高度技能専門医」の資格を設けております。この資格は手術の経験数やビデオでの審査を経て与えられ、合格率の低い大変厳しい資格です。金副院長はこの資格を有しております。
https://www.shmc.jp/medical/special/hbpSurgery/index.html

上尾中央総合病院と当院は同じ上尾中央医科グループに属しておりますが、これまであまり交流がありませんでした。本日はランチを食べながら、今後の人事交流やさまざまな形でのコラボについて話が盛り上がりました。ビッグネームの若林先生のご来訪に私も最初は少し緊張気味でしたが、先生の慶応ボーイらしいおしゃれな話術に引き込まれ、楽しい時間を過ごすことができました。

これからもあらゆる機会を通じて、当院の医療のレベルをさらに高めていきたいと思います。

幕張メッセに全国の医学生が大集結!

先日の健康講座の記事でもご紹介しましたが、当院は厚労省から臨床研修病院の指定を受けています。

医学部を卒業して国家試験に合格すると、2年間の初期研修が待っています。外科や内科などを順に回り、各科の指導医から医師としての初歩を叩き込まれます。以前は卒業した大学で初期研修を行う医師が多かったのですが、最近は当院のような市中病院が、救急医療やたくさんの症例を経験できるということで人気があります。

医学生にとって、研修病院の選択は人生を左右するほどの大きな決断です。先輩からの口コミやSNS情報なども参考に、夏休みなどに全国の病院を見学した上で希望の病院を決めて、採用試験を受けることになります。

幸いなことに当院は学生の評判が高く、たくさんの医学生が連日見学に来ています。そして8月の採用試験には、今年も多くの受験者が集まりそうです。これも、当院が高いレベルの医療を提供していること、各科に熱心な「いい医師」が揃っていることが、学生に評価されているからだと思います。

500以上の病院が集まって学生向けに開催する”レジナビ”も、学生が情報を得るチャンスです。先月幕張メッセで開催されたレジナビでも、当院のブースには170名以上の学生が訪れて、先輩研修医や指導医たちに熱心に質問してくれてました。

私は「学生に選ばれない病院は、患者さんに選ばれない」と思っています。これからも初期研修医教育に力を入れることで、医療レベルをさらに向上したいと思います。