謹賀新年

謹んで初春のお慶びを申し上げます。
昨年は新型コロナ感染症の院内感染により、地域の皆さまには大きなご不安とご迷惑をおかけしました。皆さまからいただいた温かい支援を励みに職員が一丸になったことで、なんとか態勢を立て直すことができました。改めてお礼を申し上げます。

全職員がさらに強い危機意識をもって感染防御に取り組んでおります。来院される皆さんや入院患者さんにも、マスク着用、検温、手指衛生にご協力いただいております。面会を禁止にしていることは大変心苦しいのですが、ご理解をいただければ幸いです。

一方、昨年は当院にとって「進化」の一年でもありました。4月に救急科医師2名を増員したことで、さらに多くの救急患者さんをスムーズに受け入れることができるようになりました。また血管内治療センターを立ち上げたことで、脳梗塞やくも膜下出血の患者さんの治療の質が大きく向上しました。整形外科では高齢者に多い大腿骨頸部骨折の早期手術に取り組んでおり、良好な成績を上げています。このような取り組みを評価していただき、9月には大野知事から表彰を受けました。

今年もさらなる進化を目指しています。まず4月には手術室の増設を行い、また麻酔科医を増員します。そして数年来準備を続けてきた「ロボット支援手術(ダヴィンチ手術)」を、いよいよ4月から開始します。これにより前立腺癌などの手術が、より安全に行えるようになります。また新たにスポーツ整形外科を立ち上げ、地域の皆さんがスポーツを思いきり楽しめるようサポートをさせていただきます。

今年も地域に貢献できるよう、職員一同で頑張ってまいります。応援のほど、よろしくお願い申し上げます。

埼玉県知事から表彰を受けました!

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当院では救急医療に力を入れており、24時間体制で毎月600件の救急搬送を受け入れています。これはさいたま市でもトップクラスの受入件数になっています。

今年度はさらに、4月より救急科医師を3名に増員し受け入れ態勢を強化しています。救急搬送された患者さんには直ちに必要な検査が行われ、必要に応じて外科、整形外科、脳外科、内科などの専門医に引き継がれて、緊急手術や緊急内視鏡、緊急心臓カテーテル治療が行われます。

さらに今年度は、脳梗塞やくも膜下出血に対してカテーテルを用いた治療を行う「脳血管内治療」という高度の技術を持つ医師2名を招聘したことで、より多くの患者さんの命を救うことができるようになりました。

もちろん治療は医師と看護師だけでは行えません。放射線技師、臨床検査技師、薬剤師、臨床工学技士も24時間態勢でスタンバイしており、深夜であっても質の高いチーム医療を行っています。

現在のコロナ禍においては感染症のチェックも欠かせません。4月には発熱のない救急患者さんから院内感染を起こしてしまった反省を踏まえ、さまざまな対策をとっています。医師と看護師は完全防護で診察を行います。入院の必要な方には胸部CTと抗原検査を行い、万一陽性の場合には直ちに隔離対応を行います。

当院のこのような取り組みを評価していただいた結果、9月に埼玉県知事公邸において大野知事から表彰状をいただきました。これからも地域の皆さんに安心していただけるよう、救急医療を充実させていきたいと思います。