初期臨床研修医採用試験

当院では医師の初期臨床研修に力を入れております。常勤医の60%が厚労省の指導医講習会を終了しており、規定のカリキュラムに沿ってキメの細かい指導を行っています。医師だけでなく、看護師、薬剤師など多職種が参加した評価システムを構築しており、病院全体で研修医を育てる体制です。救急搬送件数や手術件数はもちろん、院内外の学会発表の機会も多く、2年間でしっかりとした力を身に付けることができます。

また研修医のメンタルヘルスケアにも取り組んでいます。女性の専従事務員2名が、生活面まで細かい配慮をしています。女性医師を含む中堅医師をメンターに任命しており、先輩としてさまざまな相談にのってくれています。一方で、礼儀作法や言葉使いなど社会人としての常識についても厳しく指導しています。

このような体制が医学生たちに評価されているようで、毎年多くの学生が当院の初期研修プログラムを受験します。今年も無事に2回の試験を終えましたが、定員7名にたいして68名が受験してくれました。

選考にあたっては、書類審査と筆記試験結果に加えて、面接を重視しています。当院の面接には、メンター医師、研修医代表に加えて、看護師、事務職、薬剤師、リハビリなどの多職種が加わっています。今年も成績優秀で人物面も申し分ない受験生が多く、どの学生も合格にしてあげたくなります。

優秀職員表彰式

当院では職員の人材育成に力を入れています。各職種の成長の段階を可視化(ラダー)しており、それぞれがしっかり目標を定めて能力アップに取り組んでいます。

具体的な目標に設定しやすいのは「資格」です。各職種に学会などが設定したさまざまな資格があり、病院として職員が資格を取得する支援を行っています。また特に難易度の高い資格を取得した職員に対して、院長名で毎年表彰を行っています。

昨年度は、合わせてのべ61の資格取得者が生まれています。その中から、教育研修委員会で選んだ10名に対して、本日表彰式を行いました。

代表として臨床工学科のK主任に表彰状を手渡しして、いつものようにエアハイタッチ!K主任はコロナ禍で生まれた時間を使って、ICLS(救命処置)インストラクターと透析技術認定士の二つの資格を取得しています。これからの病院を担ってくれるのが楽しみです。