ハッピーホリデー!

みなさまクリスマスをいかがお過ごしでしょうか。
私が若いころはバブル真っ只中で、クリスマスはもう少し浮かれた(笑)イベントでしたが、今はもっと落ち着いて、家族や友人とホームパーティなどでゆっくり過ごす方が多いようですね。

先日当院では、今年入った看護部の1年生たちがクリスマスコンサートを開きました。各病棟のデイラウンジで、ハンドベルの演奏やクリスマスソングの合唱をして、たくさんの入院患者さんたちに聞いていただきました。

私も以前に2ヶ月間の入院生活を送った経験がありますが、単調になりがちな入院生活では、季節を感じる楽しいイベントが楽しみだった記憶があります。フレッシュな新人さんたちの、緊張しながら演奏する姿が、入院患者さんの心をいっときでも休める効果があったことを期待してます。

リハビリ科の忘年会に呼んでいただきました!

先日、リハビリテーション科の忘年会にご招待いただき、参加してまいりました。リハビリ科は総勢80名近い大所帯で、この日も50名ほどのスタッフが参加していました。若いスタッフとも語り合うことができて、大変に楽しい会になりました。

現在の医療では、医師や看護師だけでなく多職種がそれぞれの専門性を発揮しながら、患者さんを主役にしたチーム医療を展開しています。その中でもリハビリは、怪我や脳卒中、手術後などの患者さんにさまざまな訓練を行うことで回復をサポートしてくれる重要な存在です。

今ではリハビリの重要性を熱く語る私ですが、もともとはリハビリとの関わりが少ない麻酔科医ですので、以前にはその重要性をあまり理解できていませんでした。しかし数年前に、大腿骨頸部骨折の手術を受けた母のリハビリに付き合っているうちに、その存在の大きさを思い知らされました。

リハビリのスタッフたちは、うまく声かけして励ましながら母を前向きにしてくれます。毎週末に見舞いに行くたびに、みるみると動きが良くなり、表情も明るくなっていきます。リハビリの効果の大きさに驚かされました。

リハビリの効果はもう一つあります。訓練では20分から1時間、患者さんに付ききりになります。その間に患者さんの体調だけでなく、家庭のことや趣味のことなど、じっくりとお話を伺うことができます。忙しい医師や看護師は、なかなか患者さん全員と毎日長時間お話することは難しいですから、リハビリから有益な情報をもらえることもあります。

今日も病棟やリハビリ室で、スタッフたちが笑顔で患者さんに寄り添っています。院長として、頼もしく嬉しい光景です。

院内学会を開催しました。

先週土曜日に「院内学会」を開催しました。各科の医師が、自分の研究内容や力を入れている治療について発表するのですが、他の診療科の取り組みを知ることができるいい機会になっています。

年2回の開催で、今回は13回目となります。今回は9つの診療科からの発表があり、それぞれに活発な質疑応答がありました。

例えば、認知症と診断された方の中に手術で改善が期待できる「正常圧水頭症」という病態があります。脳外科からは、診断方法や治療方法の発表がありましたが、内科などの外来を受診した方の中から患者さんが見つかるかもしれません。

このように院内の連携を高めることで、患者さんにより良い医療を提供することができます。当院では「院内学会」以外にも、このようなカンファレンスやレクチャーの機会がたくさんあります。

「院内学会」を開催している病院は多いと思いますが、当院の自慢は医師以外の多職種も参加していることです。看護師やリハビリ、検査技師や放射線技師、さらに事務職も参加することで、病院全体のレベルが上がります。今回も50名近い多職種が参加してくれました。院長として、とても誇らしく感じました。