感謝の心

この度の新型コロナウイルスの院内感染では、地域のみなさんに多大なご迷惑とご心配をおかけし、大変に申しわけありませんでした。また亡くなられた方のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

このブログでも紹介してきたように、当院ではこれまで医療安全と感染対策には特に力を入れて取り組んできました。今回も、新型コロナウイルスが話題になった1月には対策本部を立ち上げ、さまざまな取り組みを行ってきました。

そのような中で院内感染を起こしてしまったことに、院長として大きな衝撃を受けています。今にして思えば、どこかに「これだけやっているから大丈夫だろう」という慢心があったのかもしれません。

院内感染が判明してからは、外部の専門家の指導もいただきながら、さらに職員の手指衛生を徹底し、ゾーニングを厳格に守り、また防護服の着脱に細心の注意を払うことで、なんとか終息宣言を出すことができました。

この間、私たちを支えてくれたのは、地域のみなさんからのたくさんの応援でした。マスコミの報道があってから、連日たくさんのメッセージや手作りの防護服が届き、私たちを勇気づけてくれました。感動の涙を浮かべながら「明日も頑張る」と言ってくれた職員たちの姿は忘れられません。

私自身も、病院は地域のみなさんに支えられていることを改めて実感しました。常に感謝の心を忘れず、さらに安全で安心な医療を提供していくことで、地域のお役に立ちたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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