病院機能評価

公益財団法人の日本医療機能評価機構が行なっている「病院機能評価」では、医療安全、感染対策から物品管理、防犯対策にいたるまで、専門の評価者が約90の項目に基づいて病院運営のあり方について調査します。この20年間、病院機能評価が日本の医療のレベルアップに果たしてきた役割は大きく、多くの病院がこの評価項目に基づいて改善活動を行なっています。

当院の2016年の前回の受審では、4項目で「秀でている」、残りの85項目も「適切に行われている」と非常に高い評価をいただいています。とはいえ医療は日進月歩であり、評価基準のレベルもどんどん高くなっています。トップレベルの病院の取り組みを取り入れながら、病院を成長させているところです。

病院機能評価の評価の方法の一つに「ケアプロセス」があります。ひとりの患者さんの外来から退院後の生活まで、医師、看護師だけでなく、薬剤師、リハビリ、栄養士、臨床工学技士、相談員、医事事務などの多職種がどのような活動をしたかを詳細に追っていきます。

初めて病院機能評価を受審する病院は、このケアプロセスがわかりにくいことが多いと言われています。日本医療機能評価機構から依頼があり、そういった病院がイメージしやすいように、当院で模擬ケアプロセスの撮影を行いました。

ベテランの評価者チームの質問に、当院の各職種のスタッフがてきぱきと答えていきます。自分たちがふだんやっていることの意味にあらためて気づくことができ、とてもいい機会になりました。

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