夏の献立をご紹介します

栄養科から夏の献立のレポートが届きましたので、ご紹介します。

8/22の夕食のお品書きです。
 ・枝豆ご飯
 ・太刀魚(たちうお)の蒲焼
 ・茄子のそぼろあんかけ
 ・友禅和え
 ・水まんじゅう

今年の夏も酷暑が続きました。
夏バテ防止はまず食べること。
枝豆、かぼちゃ、茄子の夏野菜を取り入れ、友禅和えで千切り野菜の彩りを盛り込み、太刀魚にはごまと生姜をきかせ、食欲をそそる献立としました。

友禅和えとは・・・細く切った野菜数種類を、友禅染めのように彩りよく合わせた和え物のこと。石川県の郷土料理です。

患者さんからも反響をいただきました。
・入院中、食事は本当に楽しみです。創作料理とても上手で美味しいです、多少味の薄さはありますが。
・枝豆ご飯の塩加と食感が美味しかった。

「機能評価」に向けてキックオフ!

安全で安心な医療を行うためには、外部の目で客観的に評価してもらうことが重要です。日本では「日本医療機能評価機構」による病院評価が多くの病院で利用されています。専門的なトレーニングを受けた評価者が来院して、2日間にわたって病院機能のさまざまな側面を審査して、4段階で評価します。

当院は平成17年の初受審以来、ほぼ5年に一度審査を受けてきました。この間、坂本前院長を中心に、医療の質を高めるさまざまな活動を継続的に行ってきました。前回平成28年の受審では全89項目中、S評価(特に優れている)が5項目で、残りも全てでA評価(優れている)をいただきました。

このたび来年の9月に4回目の受審を行うことを決め、昨日職員に集まってもらって受審にあたっての基本方針を発表しました。今回の受審では「人材育成」に焦点を当て、病院の次世代を担う若い人たちにも業務改善活動に加わってもらうことを主眼とすることにしました。

もちろん、当院の誇る”一騎当千”のベテランたちにも、ますます活躍してもらわなくてはなりません。みんなが切磋琢磨しながら、より患者さんに喜んでもらえる病院にしていきたいと思います。

患者さんに癒しを提供できる病院デザイン

先日ジャパンメディカルアライアンスの幹部の皆さまが、病院見学に来てくださいました。

ジャパンメディカルアライアンスは、「仁愛の心で地域の皆さまと共に」を理念に掲げて、埼玉県と神奈川県で高度急性期から介護、在宅支援まで多くの病院・施設を運営しておられる、今医療界で注目されているグループです。今回は神奈川の病院の新築をされるとのことで、当院の見学に来られました。

当院は坂本前院長の志のもとで、「病院らしくない」斬新なコンセプトで設計されています。以前にご紹介した滝の流れるエントランス、緑が溢れるロビーをはじめ、心と身体に不調を抱えた患者さんに少しでも癒しを感じていただくため、従来の病院にはなかった工夫に溢れています。

お客さまをご案内しながら、あらためて当院の優れたデザインコンセプトを実感いたしました。そしてハード面だけでなく、そこで働く私たちも、患者さんに癒しを感じていただける存在でなければならないと感じました。

楽しいゲストをお迎えしました。

本日は、上尾中央総合病院の若林剛院長補佐が訪問してくださいました。
若林先生は、肝臓がんや膵臓がんの手術を中心に国内有数の経験と学識をお持ちで、国際的にこの分野をリードする存在です。岩手医大の外科学教授などの要職を経て、現在は上尾中央総合病院で、手術支援ロボット(ダヴィンチ)を用いた手術や若い外科医の指導に、お忙しい日々を送っておられます。

当院でも金副院長を中心に、肝臓がんや膵臓がんの手術に取り組んでおります。これらの手術は技術的に難易度が非常に高いため、執刀医によって成績が大きく変わります。そのため日本肝胆膵外科学会では、「肝胆膵外科高度技能専門医」の資格を設けております。この資格は手術の経験数やビデオでの審査を経て与えられ、合格率の低い大変厳しい資格です。金副院長はこの資格を有しております。
https://www.shmc.jp/medical/special/hbpSurgery/index.html

上尾中央総合病院と当院は同じ上尾中央医科グループに属しておりますが、これまであまり交流がありませんでした。本日はランチを食べながら、今後の人事交流やさまざまな形でのコラボについて話が盛り上がりました。ビッグネームの若林先生のご来訪に私も最初は少し緊張気味でしたが、先生の慶応ボーイらしいおしゃれな話術に引き込まれ、楽しい時間を過ごすことができました。

これからもあらゆる機会を通じて、当院の医療のレベルをさらに高めていきたいと思います。

幕張メッセに全国の医学生が大集結!

先日の健康講座の記事でもご紹介しましたが、当院は厚労省から臨床研修病院の指定を受けています。

医学部を卒業して国家試験に合格すると、2年間の初期研修が待っています。外科や内科などを順に回り、各科の指導医から医師としての初歩を叩き込まれます。以前は卒業した大学で初期研修を行う医師が多かったのですが、最近は当院のような市中病院が、救急医療やたくさんの症例を経験できるということで人気があります。

医学生にとって、研修病院の選択は人生を左右するほどの大きな決断です。先輩からの口コミやSNS情報なども参考に、夏休みなどに全国の病院を見学した上で希望の病院を決めて、採用試験を受けることになります。

幸いなことに当院は学生の評判が高く、たくさんの医学生が連日見学に来ています。そして8月の採用試験には、今年も多くの受験者が集まりそうです。これも、当院が高いレベルの医療を提供していること、各科に熱心な「いい医師」が揃っていることが、学生に評価されているからだと思います。

500以上の病院が集まって学生向けに開催する”レジナビ”も、学生が情報を得るチャンスです。先月幕張メッセで開催されたレジナビでも、当院のブースには170名以上の学生が訪れて、先輩研修医や指導医たちに熱心に質問してくれてました。

私は「学生に選ばれない病院は、患者さんに選ばれない」と思っています。これからも初期研修医教育に力を入れることで、医療レベルをさらに向上したいと思います。

倫理勉強会を開催しました。

私たちは日々の診療の中で、さまざまな「迷い」に遭遇します。患者さんのご希望、ご家族の希望、私たちの思いがすれ違ってしまい、何が正解か悩んでしまうこともしばしばあります。このような「倫理ジレンマ」の解決には近道はないのですが、患者さん・ご家族を含む医療チームが、それぞれの思いを認め合いながら誠実に議論することが必要になります。

先日、東京医療センターの尾藤誠司先生をお招きして、倫理についての勉強会を開催しました。尾藤先生は、患者さんと医療者のコミュニケーション、臨床研修をはじめとする人材育成、プライマリーケア、さらにはさまざまな社会問題についてもユニークな切り口から発信をされています。

日頃の悩みを少しでも解決したいということで、100名以上の職員が参加しました。そして、患者さん・ご家族と私たちがお互いを理解するためにどうするべきか、たくさんの気づきを得ることができました。

倫理は深くて難しいテーマですが、これからも病院としてしっかり取り組んでいきたいと思います。

入梅御膳を提供いたしました。

栄養科から、今月の季節のお食事の報告が届きましたのでご紹介します。
今月もたくさんの入院患者さんから、嬉しいお褒めのお言葉をいただいたそうです。

入梅御膳
  ・梅しらす御膳
  ・天ぷらの盛り合わせ
  ・鰯つみれの炊き合わせ
  ・キャベツの生姜和え
  ・果物(メロン)

栄養科からのコメント;
入梅のジメジメ感を一掃するような、爽やかな梅しらすご飯です。
鰯は入梅いわしと言われ、6月は一年で一番脂がのっておいしくなる季節です。今回はすべての方に食べやすいように、鰯つみれでご提供いたしました。

医療安全・感染予防勉強会を開催しました。

病院にとって「医療安全」と「感染予防」は最も重要なテーマです。
当院でも「医療安全管理室」と「感染管理室」のメンバーを中心に、毎日さまざまな活動を行っています。

その中でも、年2回の全職員向け勉強会の開催は重要な活動です。忙しい職員たちに安全や感染に関する知識を広め、毎日の業務の中で実践していく意識を高めるため、毎回内容や方法を工夫しています。

今回は順番に部屋を移動しながら勉強する「サーキット勉強会」でした。まず座学でアラーム音や患者さん間違い防止方法について確認したあと、”N95マスク”と呼ばれる、結核などの感染症の際に用いられる高機能マスクの正しい装着方法の実技です。私もしっかり学びました。

最後は小テストで理解を確かめます。提出すると後で採点して返ってきます。私も無事100点を取れました!

1000人近い職員全員にしっかり学んでもらうのは大変なことですが、これからも病院として取り組んでいきます。

5月の健康講座を開催しました。

先日健康講座を開催し、地域の多くの方に参加していただきました。

最初の講師は臨床研修医の加藤先生です。臨床研修とはなんぞや?から始まり、医師のキャリアパス、研修医の仕事内容、当院の研修制度などについて、彼らしい軽妙な語り口で話してくれました。

私からも補足として、当院は研修先として人気があり、それはいい先生を揃えて、質の高い医療をしてきた結果であるとお話しさせていただきました。

続いて検診科の福澤先生です。女性医師らしい優しい口調で、検診・ドックの必要性について話してくれました。特に皆さんが心配される、検査に伴う放射線被曝について、分かりやすく説明してくれました。

私からは、当院の放射線科では被曝量の低減に取り組んでおり、このたび埼玉県9番目(さいたま市では初)の「被曝低減施設」認定をいただいたことを報告しました。

最後に院長として、地域の皆さんの貴重なご意見を伺うことができました。これからも皆さんのニーズを教えていただく活動を続けていきます!

帝京大学医学部長 川村雅文教授が来院されました。

先日、帝京大学医学部長(外科主任教授)の川村雅文教授が来院されました。
川村教授はご専門の呼吸器外科以外にも、医療政策や医学教育、先進医療などについて大変に幅広い見識をお持ちです。病院内をご案内しながら、貴重なお話をたくさん伺うことができました。

今後も定期的に、教授のお話を伺う機会をいただきたいと思います。また若い医師の教育や人事交流の面でも、今後ご指導いただけると思います。これからも外部の優れた方から刺激をいただきながら、医療の質を高めていきたいと考えます。

写真は川村教授を玄関でお迎えしての、外科の金副院長、豊田部長、私との記念撮影です。いつものように、院長室スタッフの手書きの垂れ幕でお迎えしました。教授には大変喜んでいただいて、お持ち帰りになっていただきました!