幕張メッセに全国の医学生が大集結!

先日の健康講座の記事でもご紹介しましたが、当院は厚労省から臨床研修病院の指定を受けています。

医学部を卒業して国家試験に合格すると、2年間の初期研修が待っています。外科や内科などを順に回り、各科の指導医から医師としての初歩を叩き込まれます。以前は卒業した大学で初期研修を行う医師が多かったのですが、最近は当院のような市中病院が、救急医療やたくさんの症例を経験できるということで人気があります。

医学生にとって、研修病院の選択は人生を左右するほどの大きな決断です。先輩からの口コミやSNS情報なども参考に、夏休みなどに全国の病院を見学した上で希望の病院を決めて、採用試験を受けることになります。

幸いなことに当院は学生の評判が高く、たくさんの医学生が連日見学に来ています。そして8月の採用試験には、今年も多くの受験者が集まりそうです。これも、当院が高いレベルの医療を提供していること、各科に熱心な「いい医師」が揃っていることが、学生に評価されているからだと思います。

500以上の病院が集まって学生向けに開催する”レジナビ”も、学生が情報を得るチャンスです。先月幕張メッセで開催されたレジナビでも、当院のブースには170名以上の学生が訪れて、先輩研修医や指導医たちに熱心に質問してくれてました。

私は「学生に選ばれない病院は、患者さんに選ばれない」と思っています。これからも初期研修医教育に力を入れることで、医療レベルをさらに向上したいと思います。

倫理勉強会を開催しました。

私たちは日々の診療の中で、さまざまな「迷い」に遭遇します。患者さんのご希望、ご家族の希望、私たちの思いがすれ違ってしまい、何が正解か悩んでしまうこともしばしばあります。このような「倫理ジレンマ」の解決には近道はないのですが、患者さん・ご家族を含む医療チームが、それぞれの思いを認め合いながら誠実に議論することが必要になります。

先日、東京医療センターの尾藤誠司先生をお招きして、倫理についての勉強会を開催しました。尾藤先生は、患者さんと医療者のコミュニケーション、臨床研修をはじめとする人材育成、プライマリーケア、さらにはさまざまな社会問題についてもユニークな切り口から発信をされています。

日頃の悩みを少しでも解決したいということで、100名以上の職員が参加しました。そして、患者さん・ご家族と私たちがお互いを理解するためにどうするべきか、たくさんの気づきを得ることができました。

倫理は深くて難しいテーマですが、これからも病院としてしっかり取り組んでいきたいと思います。

入梅御膳を提供いたしました。

栄養科から、今月の季節のお食事の報告が届きましたのでご紹介します。
今月もたくさんの入院患者さんから、嬉しいお褒めのお言葉をいただいたそうです。

入梅御膳
  ・梅しらす御膳
  ・天ぷらの盛り合わせ
  ・鰯つみれの炊き合わせ
  ・キャベツの生姜和え
  ・果物(メロン)

栄養科からのコメント;
入梅のジメジメ感を一掃するような、爽やかな梅しらすご飯です。
鰯は入梅いわしと言われ、6月は一年で一番脂がのっておいしくなる季節です。今回はすべての方に食べやすいように、鰯つみれでご提供いたしました。

医療安全・感染予防勉強会を開催しました。

病院にとって「医療安全」と「感染予防」は最も重要なテーマです。
当院でも「医療安全管理室」と「感染管理室」のメンバーを中心に、毎日さまざまな活動を行っています。

その中でも、年2回の全職員向け勉強会の開催は重要な活動です。忙しい職員たちに安全や感染に関する知識を広め、毎日の業務の中で実践していく意識を高めるため、毎回内容や方法を工夫しています。

今回は順番に部屋を移動しながら勉強する「サーキット勉強会」でした。まず座学でアラーム音や患者さん間違い防止方法について確認したあと、”N95マスク”と呼ばれる、結核などの感染症の際に用いられる高機能マスクの正しい装着方法の実技です。私もしっかり学びました。

最後は小テストで理解を確かめます。提出すると後で採点して返ってきます。私も無事100点を取れました!

1000人近い職員全員にしっかり学んでもらうのは大変なことですが、これからも病院として取り組んでいきます。

5月の健康講座を開催しました。

先日健康講座を開催し、地域の多くの方に参加していただきました。

最初の講師は臨床研修医の加藤先生です。臨床研修とはなんぞや?から始まり、医師のキャリアパス、研修医の仕事内容、当院の研修制度などについて、彼らしい軽妙な語り口で話してくれました。

私からも補足として、当院は研修先として人気があり、それはいい先生を揃えて、質の高い医療をしてきた結果であるとお話しさせていただきました。

続いて検診科の福澤先生です。女性医師らしい優しい口調で、検診・ドックの必要性について話してくれました。特に皆さんが心配される、検査に伴う放射線被曝について、分かりやすく説明してくれました。

私からは、当院の放射線科では被曝量の低減に取り組んでおり、このたび埼玉県9番目(さいたま市では初)の「被曝低減施設」認定をいただいたことを報告しました。

最後に院長として、地域の皆さんの貴重なご意見を伺うことができました。これからも皆さんのニーズを教えていただく活動を続けていきます!

帝京大学医学部長 川村雅文教授が来院されました。

先日、帝京大学医学部長(外科主任教授)の川村雅文教授が来院されました。
川村教授はご専門の呼吸器外科以外にも、医療政策や医学教育、先進医療などについて大変に幅広い見識をお持ちです。病院内をご案内しながら、貴重なお話をたくさん伺うことができました。

今後も定期的に、教授のお話を伺う機会をいただきたいと思います。また若い医師の教育や人事交流の面でも、今後ご指導いただけると思います。これからも外部の優れた方から刺激をいただきながら、医療の質を高めていきたいと考えます。

写真は川村教授を玄関でお迎えしての、外科の金副院長、豊田部長、私との記念撮影です。いつものように、院長室スタッフの手書きの垂れ幕でお迎えしました。教授には大変喜んでいただいて、お持ち帰りになっていただきました!

5月5日のメニューです。

連休中の5月5日の「こどもの日」に、入院患者さんに提供したお食事のご紹介です。
そら豆ごはん、若竹汁、キスの南蛮漬け、春キャベツのごま和え、かしわ餅です。
おしゃれなお重にでも詰めたら、カフェランチとしても通用しそうですね。

患者さんの声です。
”世間はゴールデンウイークで騒いでいる様子をテレビで眺めている中、季節のメニューで忘れていたものを取り戻した感があります”
”とても美味しかったです。かしわ餅にはびっくりしました”
”本人が喜んで食べているので、家族としても安心しました”
その他、お褒めの言葉をたくさんいただきました!

これからも入院患者さんに少しでも喜んでいただけるよう、病院全体で取り組んでいきたいと思います!

自治会役員のみなさんとの懇談会

病院は地域のみなさんに応援していただくことで、運営していただくことができます。患者さんとしてのお付き合いだけでなく、救急車の騒音、患者さんや職員の車の通行など、さまざまなご迷惑をお許しいただいているありがたい存在です。

もちろん当院も例外ではなく、閑静な住宅街の中にある救急病院として、地元の皆さんのご理解のおかげで成り立っています。

そんな地元のみなさんからのご意見を伺いたく、自治会の役員のみなさまとの懇談会を開催いたしました。暖かい励まし、耳の痛いお叱り・・たくさんの貴重なご意見を伺うことができました。

これからも地元を大切に、ご期待に添える病院でありたいと思います。

水と緑の癒しパワー

みなさんは10連休をいかがお過ごしでしたでしょうか。
当院では「地域医療を途切れさせない」という方針に基づいて、4/30、5/1、5/2の3日間は通常診療を行いました。多くの患者さんに安心していただけたようです。病院の方針を理解して、快く出勤してくれた職員たちにも感謝!です。

当院のエントランスは、”患者さんに少しでも癒しを感じていただく”という坂本前院長のコンセプトでデザインされています。正面玄関を入ると滝がお出迎え。また屋内にもかかわらず森の中にいるような気分にさせてくれる植え込みが、あちこちに設置されています。

水と緑のパワーは患者さんだけでなく、職員にも癒しを提供してくれます。私も時間があると、植え込みを眺めています。毎日お掃除してくれてるスタッフにも感謝!ですね。

カフェスマイルに看板ができました!

先日の私の誕生日。院長室のスタッフの方からプレゼントをいただきました。開けてみると、筆を使って可愛く描かれた「Cafe Smile」の文字。

見れば見るほど味があって、字全体が笑っているように見えます。墨のちょっとカスレたところ、濃い部分と薄い部分、筆の勢い・・何度見ても飽きません。

彼女は、趣味の書道をさまざまな場面で生かしてくれています。病院にとって大切なお客さまをお迎えしたときに、見事な歓迎の垂れ幕を書いてくれたこともありました。

私は字が下手なので、羨ましい特技です!